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華咲き誇れ 風澄み渡れ ともに愛しき彼へと"愛の詩"を紡いでいこう
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煌り、瞬く星が一つ。

明滅しながら己を主張するかのように、しかしそれはぽつりと在った。


その日は不思議な夜だった。

風にざわめく木々も凪ぎ、眠りに就く呼吸の音さえ聴こえてこない。




そこへ小さな鞄持つ一人の男が現れ、空を仰いだ。たった一つの星と対面する。



「とても静かな夜だ」



そう言って男は二、三歩歩いて大きめな石の上に座った。




「ここには俺と、星しかいない」



『本当に』



「探していたよ、この日をずっと」




その瞬間彼らは確かに世界の全てを共有していた。




凪いだ世界に君と僕。星と私。
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聖なる夜を越え、世界は終わりくる。
何もかもしまいこんで思い出としてしまおう


終わるのではない、始まりを迎えるのだ


遠方よりの寂寞は"終わり"を境に眩い光で満たされる

濁った空気は浄化され、一新されたその中で私たちは目覚める



さようなら世界。
初めまして世界。


私たちは同じ世界に目覚め、響きあう

わたしはまもりたかった

いるべきばしょと、なすべきことと、


愛しかった彼を。


もう戻れやしない

けして戻らない記憶の屑たちを


必死にかき集めて

ただひとりで、虚な城塞を


守りたかった

あの人は私を見ていた。
生まれた時から、あの人は私だけを視界に、心に見ていた。


おかしな人だと、思った。


『 違う、 』


私も幻を魅せられていたのだ。





私、は、私であって、


私、の、代わりは存在しなくて、


すなわち、


私、の、代わり、にはなれなくて、


ワタシ、は、わたしではない。


現実はどこまでも残酷だ。

容姿は同一に作られたワタシであってもそれは決してわたしにはなれない。
あの人の思い出の中に在るわたしは、ワタシのようでわたしとは別の人。別の人格、別の人生。

では、なぜ。


如何して、私は象られたのか。

それも、あの人の手によって作られた私は。

存在意義など何処に有るというのでしょう。

あの方は、ワタシの中に私を見ている。
あの方は、ワタシの中に私がいることを望んでいる。

新しく空虚な体の中に、思い出が詰まっていると勘違いしている。
独りよがりも甚だしい。



けれど、


( ―――、 )



私と同じ私であれば、当然私でもなりえると願い続けた。



代わりでも、替わるでもない、



私は貴方が見ている私になりたかった。

席の遠さは貴方との距離。



その距離は客観的な事実しか教えてはくれない。


(私の前ではそんな顔しないというのに……)


いつでも見たことのない顔で笑っていて。


(これではどちらが無防備すぎるのか、)


どうしたらこの距離が縮まるのか、
どうしたらこの距離が埋まるのか。


考える時間さえも惜しくて、惜しくて。

目で追いかける貴方はまるで百面相。


(けれどやっぱり、近くで)


貴方の視線がめぐって交わる時、
私の胸がぎしりと音を立てる。


(アーサーさん。私はただ、)


貴方のお傍にいたいだけなのです。



"誰がの存在意義"

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